キッチンマットについてどのようにお考えでしょうか?
シンプルな暮らしを心がける方の中には、キッチンマットを使わない選択をされている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、我が家では長年、大きな布製のキッチンマットを愛用してきました。
キッチンマットは、なにか物を落としてしまった時、クッションとなって床へのダメージを軽減してくれます。
また、長時間の立ち仕事による足や腰への負担を和らげてくれる、快適さを提供するアイテムでもあります。
更に、キッチンという水や油を扱う場所で、床の滑りを防ぐ安全面での役割も果たしています。
このように、我が家の生活に欠かせない存在だったキッチンマット。
でも、洗濯が本当に大変だったんです。私の日々の家事の中で大きなストレスとなっていました。
今までのキッチンマットの洗濯方法
私はこのキッチンマットを何の疑問も持たず洗濯機で洗っていました。
大きめのマットでしたが、何とか洗濯機に詰め込んで、いつもの洗剤で洗濯していたのです。
しかし、ある日洗濯機が故障し、修理の際に言われたのが「大きなマットの洗濯が故障の原因かもしれません」という言葉でした。
洗濯機の説明書をよく読んでみて気づきました。
防水加工されたマットは洗濯機で洗ってはいけないこと、大きな洗濯物は枚数制限があること…。今まで知らずに洗濯していたのです。
結局、手洗いすることにしました。
でも想像以上に大変でした。
1. まず、掃除機やローラーでほこりや髪の毛を丁寧に取り除きます。これだけでも結構な時間がかかります。
2. 次に、浴槽にぬるま湯をはり、アルカリ性の洗剤を溶かします。
3. マットを浴槽に入れ、まんべんなく洗剤が行き渡るようにもみ洗いします。
4. その後、文字通り足で踏み洗いします。これが最も労力を要する部分で、15分から20分ほど続けます。
5. 汚れが落ちたら、水を入れ替えてすすぎます。この作業を2〜3回繰り返します。
6. 最後に、再度足で踏んで水分を絞り出します。
この一連の作業は、軽く1時間以上かかります。しかも、力仕事なので体力的にもかなりきつい。これを定期的に行うのは、正直なところ大変な苦痛でした。
乾燥の面倒さ
そして、洗濯後の乾燥がまた厄介でした。洗濯機で脱水できないので、手で絞った後はベランダで干すしかありません。問題は、このマットが非常に乾きにくいこと。表面がパイル状になっている厚手のマットは、大量の水分を含んでしまいます。
晴れの日でも完全に乾くま2~3日はかかります。梅雨時や冬場はもっと長くかかることも。
一度、雨が続いた週に洗濯してしまい、1週間以上干したままになったことがあります。
部屋干しも試しましたが、大きすぎて適切な場所がなく、部屋の湿度も上がってしまうという新たな問題が発生しました。
この大変な作業のせいで、洗濯の頻度はどんどん下がっていきました。
理想は月1回の洗濯なのですが、現実は数ヶ月に1回程度。
キッチンで使うものなので清潔さを保ちたいのに、労力を考えるとなかなか手が出ない。このジレンマに長い間悩まされていました。
洗濯不要のキッチンマット
ある日、ホームセンターでふと目にしたのがPVC製のクリアキッチンマットでした。
最初は半信半疑でしたが、店員さんの「洗濯の必要がなく、水拭きだけでOK」という言葉で購入を決めました。
このマットの特徴は以下の通りです:
1. 洗濯が不要で、汚れたら水拭きするだけでOK。
2. 耐水性があるので、水をこぼしても床を守ってくれる。
3. 透明なので、床の色や模様を活かせる。
4. 予想以上に滑り止め効果が高い。
5. 耐久性が高く、長期間使用できる。
新しいマットの使用感
実際に使ってみると、予想以上に快適でした。毎日簡単に拭けるので、いつでも清潔な状態を保てます。特に嬉しいのは、コンロ周りの油はねも簡単に拭き取れること。以前のマットでは、油汚れが気になっても洗濯が面倒で放置がちでしたが、今はその日のうちにサッと拭き取れます。
透明なので、キッチンの雰囲気を損なわないのも良いポイントです。以前の布製マットは色や柄を選ぶのに悩みましたが、このマットなら床の色や模様をそのまま活かせます。
確かに、布製と比べると冷たさを感じることもあります。特に冬場は、足元の寒さが気になるかもしれません。でも、普段からスリッパを履いているので、それほど問題にはなっていません。それよりも、洗濯の手間から解放された喜びのほうが断然大きいです。
また、予想外だったのが滑り止め効果の高さです。見た目はツルツルしているのに、実際に使うとほとんどズレません。キッチンでの作業も安全に行えるので、この点は本当に助かっています。
まとめ
この新しいキッチンマットのおかげで、私の暮らしは本当に変わりました。面倒だった洗濯から解放され、常に清潔なキッチン環境を維持できるようになったんです。以前は、マットの洗濯を考えるだけでため息が出ていましたが、今では気軽に毎日お手入れができています。
さらに、耐久性も期待できそうです。布製のマットは、頻繁な洗濯や乾燥で劣化が早かったのですが、このPVC製マットはそういった心配がありません。長く使えそうなので、経済的にも、環境的にもメリットがあると感じています。
キッチンマットの選び方一つで、こんなにも日々の生活が楽になるなんて、正直驚きました。些細なことのように思えるかもしれませんが、毎日使うものだからこそ、適切な選択が大きな違いを生むんですね。
キッチンでの時間が、少し楽しくなりました。家事の負担が減って、キッチンライフも、より快適になりました!
キッチンマットの洗濯を負担に感じている方は、ぜひ、お試しください。